2022年4月20日

浴室

浴槽の交換工事を依頼する前に知っておきたいこと

浴槽を新しいものに交換する工事を考えている人は多いです。

新しい型のものにしたい方やお風呂をオシャレにしたいという方もいらっしゃると思います。

しかし、実際に浴槽の交換にどれくらいの工事費用がかかるのかは想像しづらいもの。

浴室のタイプや素材、工事内容で違う浴槽の交換工事費用とその相場について解説していきます。

この記事の監修者

水PRPコラム 編集部

目次

浴槽交換・工事の規模で相場は異なる

浴槽交換・工事の規模で相場は異なる
浴槽交換・工事の規模によって料金相場は異なります。

しかし、どの程度の規模であればどれくらいの相場なのかというのは分類するのが難しいです。

そこで、ここでは浴槽のみの交換、浴室のリフォームでそれぞれ相場を紹介していきます。

小規模のリフォーム

浴槽のみを新しい物に交換するリフォームを小規模のリフォームとして解説します。

小規模のリフォームの場合、工事費用は5万円以上と考えておきましょう。

工事にかかる日数はおおよそ半日程です。

急いで交換したい人やコストを抑えたい人にはこちらの小規模リフォームがおすすめです。

大規模のリフォーム

浴槽だけでなく、浴室も全て新しいものに変えるものを大規模リフォームとして解説していきます。

予算は50万円以上と考えておきましょう。

工事にかかる日数は2日程度かかるので、お風呂には入れないことを考えてどうするか予め考えておくとよいでしょう。

浴室の床を暖かくしたい・乾きやすい素材にしたい、脱衣所との段差を減らしたいという人など、浴室全体の使い心地を良くしたい人におすすめです。

浴槽交換の費用相場

上記で紹介した通り、浴槽のみの交換ならそこまで高くならない気がしますが、実際にはどうなのでしょう。

実はリフォーム工事にかかる費用は、浴槽のタイプにより大きく異なり、浴槽の交換だけでも高額になる可能性があります。

予算と費用を考えて浴槽の交換を依頼するようにしましょう。

埋め込み型

タイルの中に浴槽が埋め込まれているものを埋め込み型といいます。

埋め込み型の浴槽の交換には周辺タイルの解体や補修、撤去した部材の処分、浴槽の広さなどにより費用が変化します。

浴槽の下で水漏れを起こしていたり排水管の調整が必要になったりすると5〜7万円程度追加で料金がかかります。

また、古い浴室で新たに断熱改修工事が必要になる場合は20〜50万円が追加費用としてかかる場合もあるので、自宅の浴室の状態によっては高額な修理になってしまう可能性も。

据え置き型

据え置き型は浴室のタイルの上に置くだけの設置方法で、バランス釜と接続されています。

浴槽と一緒にバランス釜の交換も行う場合、バランス釜の交換費用も追加でかかります。

新しい浴槽によっては下地の調整が必要になる場合もあるので、詳しい料金については見積もりを出してもらうようにしましょう。

浴槽の素材

浴槽の素材

浴槽に使われる素材が違うだけで見た目も使用感も違ってきます。

ここからは、浴槽に使われる素材やその特徴についても紹介していきますので、素材にも気を使ってみてください。

素材によって料金も変わる

まずは浴槽本体の料金ですが、素材によって大きく変わります。

以下の表に簡単にまとめておくので参考にしてみてください。

木製(檜など) 40万円~
ホーロー 20万円~
ステンレス 6万円~
人造大理石 3万円~
FRP 3万円~

以上のように素材が違うだけで料金が倍以上違うことも珍しくありません。

木製(檜など)

木製の浴槽はその温もりや、香りから選ばれることの多い素材です。

保温性、耐熱性、耐衝撃性に優れています。

腐食の心配や手入れのしにくさで敬遠されていましたが、最近は掃除しやすく腐りにくい特殊処理加工をされた商品も一般的になってきています。

そのため、一般的な家庭でも木製の浴槽への交換も増えてきました。

中でも匂いが良く人気のヒノキの浴槽は費用相場が30〜120万円と高額です。

他の木材でいうとヒバの浴槽は25〜60万円、槙の浴槽が18〜80万円程度で普及していますが、やはりどれも高額な傾向にあります。

木製の浴槽に馴染みのない方はショールームなどを活用し、実際に浴槽に入ってみると良いかもしれません。

ホーロー

ホーロー素材は、ガラス質での仕上げとなっているため肌触り、滑らかさが特徴。

ホーローは特徴的な色合いでを持ち、様々な素材と調和するので人気があるホーロー浴槽の価格帯は8〜135万円と幅広いです。

ホーローには鋼板と鋳物の2タイプがあり、鋳物ホーローは厚みのある素材を使用しているため重量感があります。

サビや腐食に強く丈夫ではありますが、重さが100kg近くもあるため1階以外に置く場合、荷重対策が必要です。

躯体強化を行えばホーローの浴槽リフォームも可能なケースが多いですが、その場合は施工費が高くなってしまいます。

表面がガラス質なため、ものを落として傷をつけてしまうと、そこからサビが発生することも。

使用時には傷をつけないよう注意しましょう。

ステンレス

ステンレスは傷やサビに強く、清潔をキープしやすいのが魅力の素材です。

基本的に裏面部分に保温材が吹き付けられているため、保温性が高い特徴を持っています。

一昔前ではスレンレスが主流だったので、今でも根強いファンが多い浴槽素材でもあります。

ステンレス浴槽の本体価格は2〜30万円が相場となっており、リーズナブルな価格帯のものも。

金属特有の肌触りがあるため、好き嫌いは分かれる傾向がありますが加工や着色により、金属の肌触りを軽減した製品も生まれてきています。

耐久性と保温性を安い料金で実現できるので、ステンレス浴槽の見た目や質感が苦手でない場合は検討してみて良いかもしれません。

人工大理石

人工大理石は人気の高い浴槽の素材です。

樹脂素材を生かした加工のしやすさや、天然大理石のような色合いで高級感が出るのが特徴です。

人工大理石には種類が2つあり、浴槽の価格帯はポリエステル系の浴槽なら、10〜40万円前後、アクリル系の浴槽だと30〜120万円位となっています。

人工大理石は清掃がしやすく、美しさを維持しやすいのは人工大理石の最大のメリットと言えます。

人工大理石の質感と手入れのしやすさから、人工大理石にしてしまうと他の浴槽には変えられないと感じる方も多いようです。

FRP

FRP(エフアールピー)はガラス繊維強化プラスチック“fiber glass reinforced plastic”の略称で、軽量な樹脂素材です。

本体価格が約5〜35万円とリーズナブルで、日本の一般的な浴室ではFRP浴槽を採用しているケースがほとんどです。

浴槽の素材の中では比較的、汚れがつきやすいという欠点はありますが、市販の浴槽用洗剤でよくこすり洗いをすれば綺麗に保てます。

流通量が多く、たくさんの種類から選択することができるため、浴槽交換の際には素材はそのままにFRP素材を選ぶ方も多いです。

普及が進んでいることに伴い、傷がつきにくい工夫や加工がされた製品も増えてきています。

このように浴槽の素材には様々な特徴があり、人によって好みが別れる部分でもあります。

浴槽を決められないという場合は浴室のリフォーム経験豊富な施工会社に相談し、最適な形や素材を提案してもらうことも可能です。

浴槽の形

浴槽の形
浴槽の素材もですが、浴槽の形にも種類があります。

形によって使い心地が違うので、自分が使いやすいと感じるものを選ぶのがおすすめです。

ストレート浴槽

お風呂といえば、このストレート浴槽がスタンダードな形です。

深めに設計された浴槽に、たっぷりお湯を使って入る全身浴に向いています。

日本のお風呂で最も普及していると言っても良いストレート浴槽ですが、カラーバリエーションやシャワーでおしゃれに、より使いやすいデザインにするのもおすすめです。

コーナー浴槽

バスルームのコーナーにぴったりとフィットするコーナー浴槽は洗い場を広く使えて、浴室を広く見せてくれます。

細長い長方形のような形の浴室には、スペースを使わない分おすすめです。

ななめ浴槽

ななめ浴槽は長方形の一辺を斜めにカットしたような形状になっていて、洗い場を広くとれるのが特徴です。

幅が広いほうに背中を預けるようにして入ることで足を伸ばして入浴できるので、洗い場を確保しつつ楽な体勢で入浴したい方に最適です。

たまご型浴槽

たまご型の浴槽は、ゆったりと柔らかなフォルムで高級感もあるため、入浴をリラックスして過ごすのにぴったり。

入浴スペースを広くとりたい方におすすめです。

アーチ型浴槽

浴槽の縁がアーチのようなカーブを描いていて掴みやすい形になっているのがアーチ型浴槽。

アーチ部分の縁が薄くなっているため、お年寄りの方やお子さまが縁を掴んで入浴できるのが利点です。

ワイド浴槽

ワイド浴槽は名前通り、広々とした浴槽です。

手足を大きく伸ばして、心地良いバスタイムを満喫できるほか、ベンチ付のワイド浴槽なら、親子で入浴するときにも便利でしょう。

Sライン浴槽

浴槽内にS字型の段差があるため、通常の浴槽より少ない水で満たせるので節水効果があります。

段差には足をのせたり、腰掛けたりすることも可能なため半身浴をする方にもおすすめできるスタイルです。

このように浴槽の形によっても使い心地や見た目にも大きな変化があります。

好きな浴槽を選んで浴室をのんびりと時間を過ごせる空間にしましょう。

新しい浴槽は浴室に入るか確認を

新しい浴槽を選ぶのは大切なことですが、欲しい浴槽は玄関から浴室、浴室の入口ドアを通るサイズでしょうか。

もし通らない場合は、浴槽のサイズを見直すか壁や床を一部取り壊して浴槽を入れ、設置後にまた壁や床を作り直す必要があります。

そうなると、料金が高くなってしまうので、ユニットバスにリフォームしてしまった方が良いかもしれません。

詳しいことは依頼する業者に相談すると良いでしょう。

おすすめの浴槽

おすすめの浴槽
ここまで様々な浴槽について紹介してきましたが、どれにしたら良いかよくわからないという方もいらっしゃると思います。

そこで、おすすめの浴槽を紹介しておくので、参考にしてみてください。

FRP浴槽

素材としておすすめなのがFRP浴槽です。

先ほど簡単に紹介しましたが、FRP浴槽が主流になったことにはそれだけの理由があります。

FRP浴槽の特徴、メリット・デメリットについて紹介していきます。

価格が安い

まず、FRP浴槽は本体価格が他の素材に比べて安いことが大きなメリットとして挙げられます。

浴室のリフォーム全体にかかる費用を抑えられるため、安く工事を済ませたい場合に最適な素材だと言えます。

防水性・耐久性が高い

FRP浴槽は非常に防水性が高いことも、素材として最も普及している理由の一つです。

浴槽以外にも使用されており、例としてはヨットの船体や貯水タンクなど、高い防水性・耐久性を必要とする物にも採用されています。

安いから簡単に壊れるというわけではないので、安心して使えるのが嬉しいですね。

設置場所を選ばない

FRP浴槽は素材自体が軽量なため、階を選ばず設置できます。

先ほど紹介した鋳物タイプのホーロー浴槽は非常に重いため、2階以上の浴室に設置するのは不向きとされています。

FRP浴槽であれば、場所や条件を気にせずに設置が可能です。

サイズ・デザインの選択肢が豊富

FRPという素材は製造の際に様々な形状に加工しやすいため、腰掛けやひじ掛けがある物など多様なデザインやサイズの浴槽があります。

主流の素材ということもあり、各メーカーのラインナップも多く、リフォームで浴槽を交換する時にも、お好みの大きさ・形状の物が見つけやすくなっています。

追い焚き機能などを後付けしやすい

追い焚き機能や、最近人気のあるマイクロバブルなどを後付けする際には、浴槽に穴をあけなくてはいけません。

人工大理石やホーローの浴槽の場合、その性質上穴あけ工事をできないことがありますが、加工が簡単なFRP浴槽なら簡単に施工できます。

サビが発生するリスクがない

ホーロー浴槽の場合は、金属の表面にガラス加工をされているため、もしガラス質にひびが入る事態になれば、そこから内部に水が染み込んでサビが発生してしまいます。

その点、FRP浴槽は樹脂・プラスチックの一種なので、もし傷をつけてしまった場合でも錆びる心配がありません。

デメリット

FRP浴槽には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

以下で紹介するデメリットが自身で納得できる範囲のデメリットかどうかを確認し、もし不満な点があれば、別の素材の浴槽も検討することをおすすめします。

まず、他の素材と比較すると、どうしても安っぽい質感が気になるかもしれません。

実際、高級感や光沢などの美しさに魅力を感じ、料金が高くなったとしてもFRPではなく人工大理石やホーローを選択する方も多くいます。

できればショールームなどで実物を確認し、交換後に満足できる質感、デザインかをイメージしながら決めると後悔も少ないでしょう。

また、FRPは素材の性質上、汚れがつきやすく、目立ちやすいという点もデメリットです。

定期的に再塗装やコーティングを行うことである程度は解消することもできますが、日々の掃除が面倒と感じることは多いでしょう。

メンテナンスだけで考えると、人工大理石やホーローのほうが手入れもしやすく楽です。

ただしFRPにはホーローのように、サビのリスクを心配する必要がないという良い面もあります。

さらに、近年では材質の改良が進み、高性能・高品質なFRP浴槽も商品化され始めています。

そのため、製品によっては、これらのデメリットをそこまで不安視しなくても問題ないかもしれません。

どの商品であれば手入れが簡単か、工事費用を抑えられるかなど、リフォーム時に優先したいことを決めてから、新しい浴槽を選ぶようにしましょう。

浴槽選びや施工について迷ったら

おすすめの浴槽としてFRP浴槽とはどんな物なのか、メリットとデメリットはどのようなものなのかについて紹介してきました。

しかし、最適な交換先の浴槽や希望の価格帯での浴槽の交換を自身だけで判断するのは難しいこともあります。

浴室のリフォームが必要な場合は、まずは専門の業者に相談してみましょう。

料金の見積もりはもちろん、浴槽の素材選びやおすすめ商品などについても、ご要望に合わせてアドバイスがもらえます。

まとめ

浴槽の交換について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

浴槽の交換をはじめとした浴室のリフォームは決して安いものではありません。

慎重に浴槽選びを進めることをおすすめします。

自身で決められない場合はプロのアドバイスに従ってみるのも良いでしょう。

新しい浴槽に交換をして入浴をさらに楽しみましょう。

監修者情報

監修・運営者
株式会社スイドウサービス
住所
東京都北区赤羽1-52-1
お問い合わせ
0120-688-744

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