2022年4月21日

トイレ

ウォシュレットの交換を自分でやるかプロに頼むか…取り付け方法を紹介!

ウォシュレットの交換を自分でやるかプロに頼むかお悩みですか?

注意点はいくつかありますが、自分でも簡単に交換することができます。

そこで今回は、「ウォシュレットの交換方法」について解説します。

交換前に確認したい注意点具体的な交換方法、自分でやることと業者に依頼することのメリット・デメリットを紹介いたします。

ウォシュレット交換前に確認!5つの注意点

ウォシュレットを交換する前に、必ず確認してほしい5つの注意点があります。

  • 便器のサイズを確認する
  • 作業準備を必ず行う
  • 電源プラグを抜く
  • 水漏れに気をつける
  • 便器に物を落とさない

作業前、作業中に関する注意点です。
ウォシュレットを交換するうえで大切なことなので、事前に確認しておきましょう。

便器のタイプを確認する

便器は、穴の大きさによって2つの種類に分かれており、便器のタイプによって取り付けるウォシュレットの種類も変わります。

ウォシュレットを用意する前に、必ず使用している便器のタイプを確認しておきましょう。

便器のタイプは、大型サイズの「エロンゲート」、標準サイズの「レギュラー」の2種類です。

便器の穴の縦のサイズを測ることで、使っている便器の種類がわかります。

エロンゲート(大型サイズ) レギュラー(標準サイズ)
36〜38cm 32〜35cm

ウォシュレットの種類は以下の3つです。

  • エロンゲートサイズ
  • エロンゲート・レギュラーサイズ共用
  • レギュラーサイズ

便器のサイズに合っていないウォシュレットを取り付けると、はみ出したりガタついたりします。

ウォシュレットを選ぶときは、必ず便器のタイプに合わせましょう。

作業準備を必ず行う

電化製品でもあるウォシュレットの取り外し・取り付け作業を、自分で行うことは非常に危険です。

作業準備として、必要な部品使用する工具作業の手順を必ず確認しておきましょう。

このとき、買ったウォシュレットに付属されていなかった部品や、家に用意のなかった工具などは事前に購入しておいてください。

電源プラグを抜く

ウォシュレットを交換する時に、最も気をつけたいのが「感電」です。

作業を始める前に、必ずウォシュレットの電源プラグを抜いて電気の流れを止めましょう。

コンセントが水配管に近くて不安な場合は、ガムテープを貼ってコンセントの穴を塞いでおくのがおすすめ。

万が一作業中に水が飛んでしまっても、通電部分が濡れないので安心です。

水漏れに気をつける

感電と同じくらい気をつけてほしいのが「水漏れ」です。

電源プラグと同様、作業前に止水弁を閉めて、作業中に水が給水されないようにしておきましょう。

止水弁を閉めたら、水の流れを止めたことを確認するためにトイレのレバーを回してみてください。

水が流れないことを確認してから作業を始めましょう。

便器に物を落とさない

作業中に部品や私物を便器内に落としてしまうことは、よくあるトラブルです。

あらかじめビニールで便器にフタをして、便器内に物が落ちないようにしましょう。

また、洋服のポケットや身につけているアクセサリーは外しておくようにしてください。

ウォシュレットの接続部分の取り外し方法

ウォシュレットの接続部分の取り外し方法
準備が整ったら、ウォシュレットを取り外していきましょう。

まずは、ウォシュレット本体を外すために、便器との接続部分を取り外していきます。

必要な工具、作業手順は以下のとおりです。

使用する工具

ウォシュレットの接続部分と本体の取り外しに使用する工具です。

  • ドライバー(プラス・マイナス)
  • スパナ
  • モンキーレンチ(あると便利)
  • 雑巾
  • 洗面器
  • 軍手やゴム手袋(必要な方)

手順1:コンセントを抜く・止水栓を閉める

作業を始める前に、ウォシュレットのコンセントを抜いて、止水栓を閉めます。

止水栓を閉めるときは、反対の手で給水パイプを抑えながら行ってください。

止水栓を閉めたら、トイレのレバーを回してタンクの中に残っている水を抜きましょう。

止水栓が固くて動かない場合は、水道の元栓を閉めます。

元栓を閉めた場合は、元栓から一番近い蛇口を少し開けておくようにしてください。

ウォシュレットに水と電気が流れていない状態になったら、作業前の準備完了です。

手順2:分岐金具を取り外す

止水栓と給水ホース(フレキシブル管)を繋いでいる分岐金具を取り外します。

止水栓を抑えながら、スパナを使って分岐金具のナットを緩めて取り外します。

止水栓から分岐金具を取り外したら、タンクの給水ホース、既存のウォシュレットの給水ホースを分岐金具から取り外しておきましょう。

作業をする際は、給水ホースに残っている水がこぼれる可能性があるので、分岐金具の下に洗面器を置いておきます。

ウォシュレット本体の取り外し方法

ウォシュレットが固定されている方法には、「プレート固定タイプ」と「ボルナット取り付けタイプ」の2種類があります。

固定方法によって手順が異なるため、本体からウォシュレットを取り外す際は、それぞれの方法に沿って作業を行ってください。

プレート固定タイプのウォシュレットの取り外し方法

まずは、プレート固定タイプのウォシュレットの取り外し方法から解説します。

使用する工具は、接続部分を取り外したときと同じです。

手順1:ウォシュレット本体を便器から取り外す

アース線を抜きます。

ウォシュレット本体の右側にある「ロックボタン」を押しながら、本体を手前にスライドさせて、便器からウォシュレットを取り外しましょう。

ウォシュレットをずらした時に、ウォシュレット内部のタンクに溜められている温水が排水されることがあります。

この場合、水が流れきるまで待ってから完全に取り外しましょう。

手順2:ベースプレートを取り外す

ウォシュレット本体を便器から外したら、ベースプレートが便器に残っています。

ドライバーを使って2箇所のボルトを緩め、ベースプレートを取り外しましょう。

残った2つのゴムブッシュは、便器の裏側から引き抜いてください。

ボルトナット取り付けタイプのウォシュレットの取り外し方法

次に、ボルトナット取り付けタイプの取り外し方法を解説します。

ボルナット取り付けタイプは、ボルナットを使って便器の裏側からウォシュレットの本体を取り付けています。

使用する工具は、接続部分を取り外したときと同じです。

手順1:ウォシュレット内部の温水を抜く

ウォシュレット内部にはタンクがあり、温水が溜められているため、ウォシュレット本体を外す前に水を抜いておきます。

便座の裏側に大きめの止水ネジがあるので、ドライバーを使って緩めて排水させましょう。

手順2:ボルトナットを緩める

便器の裏側からウォシュレット本体を固定しているボルトナットを、モンキーレンチまたは付属の便座はずし工具を使って、時計回りに回して緩めます。

手順3:ウォシュレット本体を取り外す

ボルトナットを緩めたら、ウォシュレット本体を真上に持ち上げて、便器から外しましょう。

ウォシュレットの取り付け方法

ウォシュレットを取り付ける方法を解説します。

使用する工具は、接続部分を取り外したときと同じです。

手順1:ベースプレートを取り付ける

ゴムブッシュを2つの穴に指し込み、ペースプレートを穴の位置に合わせて置きます。

ペースプレートを固定するためのボルトを穴に差し込み、ドライバーを使ってしっかりと締めます。

手順2:分岐金具を取り付ける

止水栓に、新しい分岐金具を取り付けます。

止水栓と分岐金具の間にゴムパッキンを挟み、スパナを使ってナットをしっかりと締めます。

手順3:分岐金具に給水ホース(フレキシブル管)を取り付ける

分岐金具に給水ホース(フレキシブル管)を取り付けていきます。

タンクの給水ホース、ウォシュレットの給水ホースを、既存の分岐金具についていた状態と同じようにそれぞれ取り付けましょう。

反対の手で分岐金具を支えながら、スパナを使ってナットをしっかりと締めます。

手順4:ウォシュレット本体を取り付ける

ウォシュレット本体をベースプレートに取り付けます。

ウォシュレットを奥にスライドさせて、カチッと音がなりロックがかかったらOKです。

手順5:ウォシュレットに給水ホース(フレキシブル管)を取り付ける

ウォシュレットに給水ホースを差し込み、クリップで固定します。

クリップがカチッとなるまで確実にはめ込みましょう。

手順6:止水栓を開く・コンセントを差す

止水栓を開いて、水漏れがないことを確認します。

コンセント・アース線を挿して、正しく動作できれば作業完了です。

DIYと業者のメリット・デメリット

DIYと業者のメリット・デメリット
DIYで自分で交換するのと、業者に依頼するのはどちらがいいのでしょうか?

両方のメリット・デメリットを紹介します。

メリット デメリット
自分で取り付ける(DIY) 費用が安くすむ 失敗するリスクがある
業者に依頼する 安心して任せられる 費用が高い

不安な方は業者に依頼しよう

ウォシュレットの交換は自分でも簡単にできます。

費用を抑えたい方は、事前準備をしっかりと行ったうえで取り掛かりましょう。

しかし、作業中にひどい水漏れや部品破損などのトラブルが起きてしまった場合、高額な修理費用がかかることになります。

作業に自信がない方や、実際にやってみてわからなくなってしまった方など、不安な点がある場合は無理せず業者に頼むようにしましょう。

業者に依頼する際は、安心して頼める業者選びをしてくださいね。

監修者情報

監修・運営者
株式会社スイドウサービス
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